平日が休日

平日が休日

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勤めていた職場を12月に退職してから、半月が過ぎた。

月曜日~金曜日が働く日で、週末土日は働かない日だったのが、
まるっと逆転した。

今はスパイスカレーのお店を週末だけ営業している。
そのサイクルに慣れないせいか、とても変な感じだ。

そしてもっと変なことに、週末の営業日ですら”働く日”だという認識が今のところあまりない。

そうするとどうなるか。

月曜日~日曜日までメンタル的には休日ということになる。

各方面からひどく怒られそうな事態だ。

以前の職場を退職する1年程前から、”働く”ということについてずっと考えていた。

世の中ではきっと頭のいい人たちに考えつくされて、ぼくなんかが考えるよりも素晴らしい答えがすでに出ているテーマな気がするけど、一応自分なりの解答をだした。

”働く”ことの根底にあるものは「自分以外の誰かに喜んでもらう」ことだと思う。

もう既知のことだったらすいません。
「なにを当たり前のことを」って言われそう。

日常生活はあらゆる仕事で成り立っている。

そしてどの仕事も、必ず誰かの役に立っている。

その誰かは今目の前にいる知っている人かもしれないし、どこか知らない土地にいる、知らない人かもしれない。

役に立っているってことは、喜ばれているってことだ。

誰かの役に立っていて、役に立つから喜ばれて、喜ばれるから仕事になっている。

そうすると、誰かに喜んでもらえて初めて働く(仕事をする)意味は生まれるのかなと思う。

同時に、上に書いたように、どの仕事も必ず誰かの役に立っているはずだが、
仕事をする側も、それを受け取る側も、今している仕事が/今享受した誰かの仕事の成果が、誰かの/自分の”役に立っている”ということを実感しづらい世の中になっている、とも思う。

それが良いとか悪いとかそんなことはまぁどうでもよくて(そういう世の中だからこそ誰もが物理的な豊かさや便利さを受け取れる社会になった)、それを認識した上で自分がどう働きたいかを模索した一年だった。

そういうことを一年間くらいずっと考える中で、ぼくは誰かに喜んでもらえている(役に立っている)と自分自身が感じやすいことを仕事にしたいと思った。

我ながら、とても大雑把な結論だ。

でも、そうすれば自分自身も幸せでいられると本気で思ってしまった。

この時点では、じゃあ具体的に何をどのように仕事にするんですか?ということまでは決まっていなかった気がする。

改めて振り返ってみて思うけど、決まっているようでいて実は何も決まっていない。

ところが本当に幸運なことに、様々なご縁を賜って、今はスパイスカレーをつくって食べてもらうことが仕事になった。

スパイスカレーは趣味でやっていたことだから、その延長線上に今もいる。

もちろん”業”になったから、趣味だったときとは別軸で考えなければならないこともたくさんあるけれど(ほぼお金がらみのことである)、
おおむね誰かに喜んでもらえて、かつ自分もしあわせでいられる働き方だと感じている。

生計を維持する(社会的に生きていく)上で必要な労働と聞くと閉塞感漂う感じがどうしてもしてしまうけれど、その必要条件に”精神的な束縛感”が必ず含まれる、ということはないように思える。

メンタル的週休7日の大きなヒントはここにあるかもしれない。

肝心の金銭面のお話をすると(始まったところなのでまだ断定的なことは言える段階にない)、
生計を維持するのに十分とは決して言えないが、なんとか間に合うだろう、という見立てである。

まだまだこれからだ。

得られるお金の総量は、喜んでもらえる(役に立つ)総量に比例するはずなので(ぼくの理論上は)、
スパイスカレーのお店も、それ以外のことでも喜んでもらえることをどんどんやっていこうと思っている。

つまるところ、働き方は十人十色、千差万別、無限にあって、
”喜んでくれる人がいる”というところさえ外さなければ成り立つ、はず。

ぼく自身の出した解答の答え合わせはこれからです。

冒頭はこれくらいにします(本文でなはく冒頭文でした)。

平日の休日。朝起きると夜中に降った雪とそれに乱反射した陽の光で外が青白い。
きれいだなと思ったその直後にめっちゃ寒いという思考に強制的に切り替えられる。

スパイスカレーのお店はシェアカフェで間借り出店させてもらっているんだけど、
なので別の曜日は別の人が別のお店をしている。

これまでは平日は働く日だったので別の曜日にやっている別のお店にはずっと食べに行けなかったが(営業日が平日なのだ)、今はそれが逆になったのでやっと食べに行けた。

平日が休日の特権をさっそく発動できた。

出してもらったランチはスーパーおいしくて、しあわせだった。
飲食店をやっているとは思えないほど語彙力のないコメントだ。

おいしかったこと、しあわせを感じたこと、そしてあと3月でここのお店はなくなってしまうので、それがかなしいということを直接オーナーさんに伝えた。

これは仕事をする人と、それを受け取る人がダイレクトでコミュニケーションを取れる働き方の特権だ。

農家の店に立ち寄って狩猟で使うスパイク地下足袋を買った。

色々な履物を試したけど、今のところこれがベスト。

山を歩いて、山の中で獣を獲る猟をする人にはおすすめです。

常に動いている人向けです。

巻き狩りで獲物を川に落として獲るやり方には向きません。
水がしみてくるから川に入れないし、
なによりタツマで待っている間に寒さで足の指の感覚がなくなります。

コハゼで止めるタイプの地下足袋もありますが、これはマジックテープタイプなので着脱も楽。
歩いているときにマジックテープが剥がれてくるという話も聞いたことがありますが、
今までそれで脱げちゃったみたいなことは一度もないです。

ホームセンターやこういうお店は何時間でもいられる。ずっといても飽きない。

その後、新規で狩猟免許を取得する後輩の申請書類の代理提出。
その子は24歳。ぼくが狩猟をはじめたのもその歳だった。
なんだか不思議な気持ちだ。

今度、猟でいこうと思っている山の下見をして、平日の休日は終わり。