リクが家に来て約2年、カイが来て3カ月。
現在は2頭の猟犬を飼育しています。
飼う前はどれくらいの費用が掛かるもなのかをほとんど把握していない状態で、
「なんとかなるだろう」ぐらいに捉えていました。
まぁ実際のところなんとかなっているのですが、
“猟犬の飼育に必要なものとそれに掛かる費用”をざっと理解しておければよかったなと思う部分もあるので、
今回は、そのあたりについてまとめていきます。
これから猟犬の飼育を考えている方(あるいはペットとしての犬の飼育を考えている方も)の参考になればと思います。
【ワクチン接種と感染予防薬】
まずは感染症予防。
犬のワクチンには、接種が義務付けられている狂犬病ワクチンと飼い主の任意の混合ワクチンがあります。
狂犬病予防ワクチン
ワクチン接種…3,600円
年一回接種(必須)
市町村が実施している集団接種で受けています。各自治体により料金は異なります。
もちろん動物病院でも個別接種してくれます。
初回に登録をして(このとき登録料が別途かかります)、毎年通知ハガキが来るようになります。
混合ワクチン
ワクチン接種…5000円
年一回接種(任意)
混合ワクチンは飼い主の任意ですが、猟犬故に、行動範囲も広く、
感染症に罹患するリスクも高いので受けています。
年一回と書きましたが、抗体が3~5年は定着する、毎年の接種は犬自身への負担もかなりある、というような情報もあり、3年に一回の接種にするかもしれません。
もう少し情報を精査して決めようと思ってます。
感染予防薬
フェラリア予防薬…10,000円
月一回エサに混ぜて与えます。チュアブルタイプの内服薬。
一箱で6ヵ月分入っています。蚊が発生する5~10月の期間だけ使用します。
動物病院で購入しましたが、ちょっと高かったです。失敗したかな…。
今後はネットで個人で注文して購入に切り替える可能性大です。
ペットのくすりというサイトで購入できます。
夏場でも山を歩きたいと思っていて、蚊の多いエリアに行くわけなので、必須と考えています。
試しに“フェラリア”で画像検索してみてください。
きっと「予防しよう…」って思いますよ。
ノミ・マダニ駆虫薬…3,000円
1錠で3カ月効果が持続します。チュアブルタイプの内服薬。
内服ではなく、皮膚に直接滴下するタイプのもあります。
ちなみに滴下タイプはこれ。これが主流だと思います。
以前は滴下タイプを使っていましたが、それでもダニ媒介の疥癬にかかってしまった経験があります。
ペット犬であれば、滴下タイプでまったく問題ないと思いますが、
猟犬だと草藪にも飛び込むし、がっつり山に入るので、内服タイプにしています。
ブラベクト錠というものです。
内服タイプの方が駆虫・忌避効果が高いようです。
疥癬にも効果を発揮するみたいです。
【エサ】
ドッグフード8㎏…1000円
煮干し1袋…800円
捕獲した獣の肉・骨…無料
ドッグフードに煮干しを混ぜて与えています。この量で1頭当たり約1カ月程度もちます。
プラスで獣の解体時に出た要らない肉や骨を冷凍保存しておいて、定期的に与えています。
かさ増しにラーメンくずもドッグフードに加えていましたが、今後はやめるつもりです。
塩分があるので、良くない気がしています。そちらは割愛。
【小屋/装具】
小屋…0円
小屋は余っていた木材でDIYしました。カイの小屋はご近所の方が厚意でつくってくれました。
なので費用はほぼ0円。
繋いでいる係留ワイヤーも自作で、故障した罠のワイヤーを再利用しています。
首輪…2,000円
ネットで猟犬用の丈夫なものを買っています。
2年経過してもまだ使えています。
リード…300円
ロープと金具をホームセンターで購入して、自作しています。
【怪我/病気の治療】
疥癬治療…11,000円
今のところ、リクの疥癬治療費ぐらい。
今後、山中での事故・怪我が増えると、ここの費用がもっとかさむと思います。
応急処置キットも準備しておかなければなりません。
治療費等は現段階ではまだちゃんと発生していないので、ひとまず割愛。
【まとめ】
以上のもので毎年必ず発生する費用を計算していくと(小屋/装具は除外)、
3600+5000+10000+12000(3000×4)+12000(1000×12)+9600(800×12)=52200
一頭の猟犬を飼育するのに発生する費用は年間52,200円ということになります。
怪我や病気をしたときの費用に関してはちょっと未知数なのですが、
これぐらいを想定しておくとよいかと思います。