芽吹きは絶え間なく

芽吹きは絶え間なく
2020年4月17日
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春の陽気を肌で強く感じるようになり、辺りの草木に目をやれば春から初夏への変化が既に始まっています。

ようやく日没の時間も後ろにずれ込こんできて、仕事が終わった頃でも外はまだしばらくは明るく、ここ最近は、仕事が終わると、「よし」と意気込んで野山へ入り、山菜や野草を摘む、というサイクルを日々送っています。

昨年まであまり知識と経験を深められなかった、山菜・野草分野に関して、今年からはぐっと足を踏み込んでいこうと思い、今まさに片足を突っ込んでいるような状態です。

片足を突っ込んでみたところの感想としては、「相当面白い」です。

何が面白いかと言うと、今まで全く気が付きもしなかったけれど、食べられるモノ、食材にできる山菜や野草はその辺に沢山ある、という学びがあったこと。

それも、「石ころを適当にぽいっと投げれば食材に当たる」ぐらいには至る所にあります。

おそらく、このブログを見てくださっているみなさんがお住いの地域にも辺りを探ってみれば食べられる山菜や野草に出会えるはずです。

こちらは先日採取してきた山菜、野草。

左から、行者ニンニク、山わさびの葉、ヤブカンゾウ、ハルユキノシタ、タラの芽

行者ニンニクだけはこの辺りにはどうやら自生しているものはないらしく、知り合いの方から分けていただいたものを自宅裏に定植しています。それ以外は自生しているものを採取してきました。

山わさびの生育環境は限られていますが、それ以外の、ヤブカンゾウ、ハルユキノシタ、タラの芽は割とどこでもあります。加えて、食べるのに下処理いらずで楽、クセもなく“美味しく”食べられるのがポイントです。

ヤブカンゾウ(もしかしたらノカンゾウかも。花が咲けば見分けられます。ノカンゾウは一重咲き、ヤブカンゾウは八重咲き。いずれにしても可食です。)は道端とかに高確率で自生していて、大体群生しています。

葉が伸びてしまう前の茎の太いものが採取の目安です。写真のものはちょっと遅かったですね。クセはほとんどなく、少し甘みがあります。天ぷらにすると、茎と葉自体がサクサクとした食感になって非常に美味。和え物やおひたしでも美味しく食べられるとのことなので、次回挑戦してみます。

ハルユキノシタ

ハルユキノシタはユキノシタの近縁種で、これもヤブカンゾウと同様に野山に入らずとも、日陰で湿っぽいところに高確率で自生しています。実家の庭先の日陰にも自生していました。これを見つけたのは、小さな沢筋の脇で、ぱっと見は「ユキノシタかな?」と思います。が厳密に言うとそうではなくて、ハルユキノシタか、ユキノシタかどうかは葉の裏を見れば即座に判別できます。

ハルユキノシタは葉の裏が薄緑色であるのに対し、ユキノシタは葉の裏側が赤紫色をしています。葉の形、大きさ、模様は酷似していますが、裏を返せば一目瞭然。ちなみにハルユキノシタ、ユキノシタどちらも可食で、天ぷらにすると非常に美味です。モチモチした食感が病みつきになります。

クサソテツ

これは別日に採取したものですが、クサソテツ(別名こごみとも呼びます)も芽吹いてきました。

クサソテツは伸び始めると一気に茎と葉を展張するので、芽吹いているのを見かけたらすぐ採取してしまうのが良いです。

小さく小さく丸まっている芽吹きはじめから、一気にぐぐぐっと伸び上がるように大きく成長するその姿を見ると、なんだかとても嬉しくなります。胡麻和えや天ぷらで美味しくいただけます。今回は行者ニンニクと共にパスタの具材として使おうと思います。

【追記】2020.4.18

こごみ、行者ニンニクのパスタはこんな感じになりました。