猟犬を飼ってみて良かった点3つ

猟犬を飼ってみて良かった点3つ

2019年7月22日
狩りのこと。

「猟犬を飼うってけっこう大変なんじゃない?」
実は飼いたいけどあと一歩が踏み出せない狩猟者の方も少なくないと思います。

そんな方の背中を後押し…できるかどうかは分かりませんが、
私が実際に猟犬を飼ってみて良かった!と思えることを3つ挙げてみます。
参考程度にどうぞ。

1.今まで以上に山を歩くようになった

今までも仕事の合間を縫って山を歩く、いわば山を覚えるための自分の訓練はしてきました。


ですが、猟師としては圧倒的に山の中に入る時間も、経験も足りておらず悶々とした日々でした。


そんな状況を半ば強制的に打開してやろうという気持ちもあり、一刻も早く猟犬を飼おうと決めていました。

猟犬を飼うことで、訓練のために山に入り一緒に山を歩くことをしなければいけません。
自分のためにという気持ちだけではなかなか動けないものですが、将来の相棒を育てるためと思えば、意欲も高まります。

案の定、猟犬を飼いはじめてから山に行く回数は圧倒的に増えました。
そして、山の中をよく観察するようになりました。


何故かというと、山の中の状況を把握できていないと、せっかく猟犬が獲物を追ってきてくれても、歩きやすいルートを知らないことで先回りできなかったり、追いつけなかったりするからです。

山を犬と歩いていると、犬が獲物を追ってくれる場面が実際に何度かありました。が、山の地形や状況を知らないので、みすみす逃してしまいました。
そのときは本当に悔しくなります。自分がいかに山を知らないかを痛感させられました。

猟犬が猟犬として成長していくためには、飼い主である猟師が成長することが絶対条件。
猟犬は飼い主の猟師以上にはならないという言葉もあるぐらい。

猟犬という相棒が成長していけるように、そして自分も共に成長していけるように。
相棒が成長していく姿を見ると、自分も負けてられないという気持ちになります。

そんな切磋琢磨し合える存在である猟犬を飼うことは、自分自身を成長させるきっかけにも十分成りうるのです。

2.犬持ちの猟師の気持ちが理解できるようになった

「猟犬はロマンだ」

そんな言葉を先輩猟師の方々からいつも聞かされていましたが、
いまいちピンときていませんでした。

確かにグループ猟での巻き狩りにおいては、犬がいないと何も始まらないというぐらい猟犬の存在と果す役割は大きいです。

猟犬たちの活躍ぶりを見ながら「すごいな~」と思うものの、
それ以上に高まるものを感じていなかった私。

ですが実際に自分で猟犬を飼いはじめてその心境は一変しました。
まだ現段階では「猟犬のロマン」が何なのかを的確に言語化できないのですが、
ほんの小さい子犬だった子が成長し、訓練を重ねる中で徐々に猟犬に近づいていく様は何とも言えない喜びがあります。

これは確かです。

猟犬を飼いはじめて1年ちょっと。
まだまだですが、その中でも獲物を追う姿を目の当たりにしたときは今まで狩猟の中で味わったことのない高揚感がありました。

まさに猟犬には「相棒」という言葉がぴったりな気がします。

先輩猟師の方々が言っていた「猟犬はロマン」の意味が少しずつ理解できて来たような気がするのです。

反対に犬持ちの猟師さんの苦労も理解できるようになってきました。
山に入ってなかなか猟犬が戻ってこないときのもどかしさや不安感。
思うように成長してくれないときの親心というのか、
「どうしたらいいんだろうか?」という気持ち。

猟犬を飼ってみて初めて理解できたこれらのことは今後の狩猟人生において、確実に自分を成長させてくれるだろうと感じています。

きっとこういう理解度が深まってくると、先輩たちともっと狩猟トークが盛り上がる気がしています。より美味いお酒が飲めるようになりそうです(笑)

3.狩猟の幅がぐっと広がった

まとめのようになりますが、
猟犬を飼うことで狩猟生活の幅はぐっと広がりました。

「猟犬の世話に圧迫されて今まで狩猟に割いていた時間が圧迫されてしまうのでは」という一抹の不安はあったのですが、
全くそんなことはなくて、むしろ相乗効果で今までやってきたことはよりブラッシュアップされ、新しいことを吸収していけるという好循環が生まれています。

まずは相棒と共に一頭獲物を獲ることが目標。
猟師・猟犬切磋琢磨して成長していきたいものです。

あ、今さらになってしまいましたが相棒の名前は「リク」といいます。以後お見知りおきを。

最後に

猟犬を飼うことを迷っている方。

私はぜひとも今すぐにでも買うことをおすすめします。

きっと思っている以上に得るものがありますし、今まで以上に狩猟生活が奥深いものになるはずです。


※猟犬を飼うからには最後まで責任を持って面倒を見てあげましょう。それが最低限飼い主が猟犬にしてあげる必須事項です。