猟犬の訓練

猟犬の訓練

2019年5月23日
狩りのこと。

猟犬候補(まだ犬と一緒に山に入り獲物を獲った実績がないので)のワンコと山歩きをしてきました。

山歩きをする大きな意味は2つあると考えています。

①自分自身が山を知ることができる

当然のことですが、山を実際に自分の足で歩かないことには山のことは何も分かりません。山を知る一番の近道は愚直に山を歩き倒すことです。
ということを狩猟歴4年目にして自覚し、時間があるときは意識的に山を歩くようになりました(気付くの遅くない?というご批判は甘んじて受け入れております)。

②犬の野生の勘(本能)を目覚めさせる

ペット犬と猟犬の決定的な違いは「本能が開花しているか否か」だと思います。
山に入った瞬間から感覚を研ぎ澄まし、獣の臭いを追う。そんな挙動ができるのはやはり普段からそのような環境に晒されているからであって、ペットとして飼育されていた犬がいきなりそんな芸当が出来るかというと、そうではないと思います。

そんなこんなで、ワンコと山に入ったときの様子を書いていきます。

汗、足、パンパン

まずは尾根をひたすら登り、頂上付近まであがったところから、一本横の尾根沿いに下ってくるルートを想定して山に入りました。

下りの尾根の中腹あたりに、前回の山歩きで猪の寝屋があるのを確認していたので、うまくいけば猪にあたらにかなぁという期待を込めてこの選択をしました。

とりあえず、登りは大汗をかきます。
そして太ももがパンパンになります。

ひたすらスクワットを繰り返している感覚ですね。

標高差600mくらいは登ったのでしょうか。眼下にはふもとの町が見えていて、こういう瞬間がすごく好きです。なんだか別の世界に潜り込んでしまったかのような。

実はこの登りの尾根、前回ワンコが鹿を3頭出し鳴きしたポイントでもあります。そのときは発砲したものの当てられず逃げられてしまいましたが。

今回は鹿との遭遇はありませんでした。
ワンコも何かを追うような挙動は見せなかったので、近くにはいなかったのだと思います。

頂上付近まで登ったところで一休み。水分を摂取します。
山に入るときの装備についてはほんとに人それぞれだと思います。
私もまだまだ試行錯誤しながらよりベターなスタイルを探しているといった感じで、また装備や携行品については別の記事で詳しく書こうと思っています。

10分ほど景色を眺めながら、ぼーっと周囲をキョロキョロしたり、ワンコなでなでした後、再開。

そこから横移動して一本隣の尾根まで歩き、そこから下っていきます。
20分ほど下ったあたりでしょうか、ワンコの挙動に変化が。

突然立ち止まり、山の下方をじっと見つめ、耳をピンと立てました。
明らかに何かの気配を感じ取ったときの状態です。

こういうときは雰囲気ががらっと変わります。
一緒に行動していればその感じはすぐに分かります。「お、何かいたか」と。

この瞬間はかなりゾクゾクします。自分はワンコの目線の先に獲物を目視できているわけではにですが、「絶対何かいる!」ということだけは確信できる、そんな雰囲気の中にいます。

この直後ワンコは姿を消すようにサーッと下に消えて行って姿が見えなくなりました。距離的に言うと、50m程度だと思いますが。

その直後

けたたましいワンコの鳴き声が断続的に聞こえ、尾根の下方に向かって遠ざかっていきます。かなりのスピードで直線的に下っていきます。
一気に下まで走っていったのですが、400mぐらいの距離を1分かからないうちに下ったはずです。相当早かった。
その直線的な動きは猪に顕著なのですが(鹿は楕円を描くように回るような逃げ方をするのが特徴。例外ももちろんありますが。)、獲物を視認できていないので何とも言えないところです。
結局追いつくことはできず、下で巻かれてしまったようでした。
ここで相手が猪であったのならば止めてくれていることも期待しましたが、そこまではまだまだできないですね。難しい。

ワンコが足元に戻ってきたあと、巻かれた周辺を探索しながら歩いていたのですが、濃くて横に伸びる獣道があり、その道中にまだ新しい猪の糞がありました。まだ柔らかく水気もあったので相当新しいと思います。
もしかしたらこの糞をした猪だったかもな~と悔しさが湧いてきます。
もどかしいですね。

またまた発見

最近よく出会うこごみ

帰りがけにまたまた山菜「こごみ」が大量に自生しているポイントに遭遇しました。
これまた来春の楽しみができました。ひとまず今日の山歩きの収穫、ということで。