空弾きは虚しい

空弾きは虚しい
2019年5月21日
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先日設置した罠の見回りをしてきました。
結果から言うと、「空弾き」というやつです。

まずは見回ったときの罠の状況をご覧ください。

ん~どう見ても空弾きですね。その周辺の状況を検証してみようと思います。

これは罠の仕掛けたすぐ上のあたりの写真です。仕掛けたときにはなかった足跡がありました。と、いうことは罠を仕掛けたこの獣道を、仕掛けた後に通ったということで間違いないと思います。
見回りの前日に雨が降りましたが、濡れた土の重さで作動はしないように加圧調整しているので、十中八九この獣道を使っていた鹿(足跡から判断するに鹿で合っていると思います)が罠を踏んだのでしょう。
問題は、「空弾き」が起きているという状況です。

踏んだのに掛かっていないということは、原因はいくつか考えられます。

①踏んだとき土の感触で怪しまれ
踏み込みが浅かった

踏み板の上に被せたのは、枯れ葉や土です。獣が踏んだ瞬間には「ふわっ」という感触だと思います。腐葉土って体積していくものなので上から押し固められるものではないはずですから、この方法をとっていました。が、よく見るとこの場所って石ころが多くあってガラガラしています。であるならば、感触としてはゴツゴツしていたはず。そこに突然「ふわっ」とした感触が出現したら違和感を与えてしまうかもしれません。
今回のケースで行くなら、仕掛けた罠に被せた土は多少固めて、小石を作動の邪魔にならない程度に散りばめておいた方が吉だった可能性があります。

いつでもどこでもこのやり方でやっておけばOKという無敵な手段はなく、そのときの状況に合わせて臨機応変に順応する、という罠の仕掛け方を身につける必要がありそうです。基本は「原状復帰」を念頭に置いて原因解消を狙います。

②踏んで罠が作動し
一旦は足に掛かったものの外れた

空弾きしていた罠の仕掛け部を確認してみると、バネの締まりが緩い気がしました。あと括った輪っか部分にスギの枝葉が大量に一緒に括られていました。
バネの締まりが緩い+スギ枝葉の絡まり、によって足に掛かったが抜けやすい状況になっていた可能性があります。
これが一番悲しいですね。掛かっていたのに逃げられてしまうというのは…
例えるなら、釣りで魚が食いついて針に掛かったのに、手元でバラされてしまう感覚に近い気がします。それって相当「あ~…!!!」ってなりますよね。

あとは踏み板の枠を埋めるために掘った穴が浅すぎたことも考えられます。
獣が踏み込んだとき、何も警戒されずに踏み込めば足はずぼっと踏み板を踏み込むはずなのでこのときに穴が浅いと必然的に踏み込みも浅くなってしまう。
これは枠を埋める穴を深めに掘ればいいのですぐに改善できます。次からは深く掘ろう。

③臭いで感づかれていて
鼻先でちょんとやられた

ん~これは可能性としては低いと思うのですが…使っている罠やワイヤーが新しいものである以上捨てきれない原因という感じです。ただ今回はワイヤーも地中に隠し、その後雨も降っているので臭い自体はかなり軽減できているはずなんです。対応できるとすれば、使っている罠を枯れ枝や枯れ葉と一緒に煮詰めるとか、しばらく地中に埋めておくという対策かなぁと。

鹿はなぜここに通っているの?

罠を仕掛けたポイントに鹿が通ってくる理由が必ずあるはずです。
何だろうかと仕掛けた場所を観察しているとあることに気が付きました。

不自然に葉っぱの部分がない植物があちらこちらに。
よく観察すると齧られているような跡が。

ひょっとして鹿はこの植物を食べに来ているのでは?

ちなみにその植物というのはこれです。
名前がわからないのですが、なんだろう?
図鑑などで調べてみようと思います。この植物が何か判明すれば、この植物が生えている場所に鹿が通ってきているという追い方が可能になるので。


やはり失敗から学び取ることは多くあります。それらをしっかり掴み取るアンテナをちゃんと張ってさえいれば。