【4猟期目】単独単犬修行vol.6

【4猟期目】単独単犬修行vol.6
2019年12月28日
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今回も初めて入る山に単独単犬で行ってきました。

日当たりの良い山の稜線沿いを登り、南向きに下りぐるっと回ってきました。

渉猟時間4時間ほどだろうか。
まだまだではあるけど、山を歩く足腰が出来てきている感覚があります。

急坂な尾根を登るよりも、急坂な斜面を横歩きするときの方が体幹をかなり使います。
もっと軽やかに山を駆け抜けたい。

獲物が獲れた場合のことを考慮して、
道に下ろしていけるようにこちら側の斜面を巻いてきました。

予想していたよりも獣の当たりは薄かったなぁという印象です。

初っ端から猪突猛進

山に入るなり、ニオイをキャッチしたのか、出だしから稜線の南側をどんどん走っていきます。

100、200、300、400…

距離はどんどん離れていき、最終的には800mほど離れました。

ずっと直線的な追い方であったことと、かなりのスピードで追っていたので、
猪にあたったのではないかと思います。

ただし…

そんなに離れられてしまっては獲れません。

追いつくこともほぼ不可能。

なんだかスタート直後から、

「あぁ…」

という絶望感。

回を重ねるごとに、ほんとに少しずつですが理想に近づいている実感があっただけに、
もどかしくなりました。

時間はかかるかもしれませんが、主との距離感覚を猟犬に知ってほしいのでここは追わずに待ちました。

「それは追えないよ」

という意思表示。どう響くか。

20分ほど待機していると、戻ってきました。あれだけ追ってもまだ体力には余裕ある感じ。
彼も持久力が増してきている。喉が渇いたからか残雪を食べていました。

稜線沿い「馬の背」を歩く

尾根沿いにひたすら登ると、馬の背状の稜線沿い。両側は急坂な崖と斜面。
頂上付近は残雪がありました。このあたりから犬とのペースが合いはじめました。

何かの気配

猟犬が何かの気配を察知。何かは目視で確認できませんでした。
雪が積もる斜面の下に何かいるようです。詰めてみようか逡巡しましたが、アイゼンを履いていなかったので地滑りしてしまい危険だったので断念。猟犬との距離はこの感覚で、お互いの動向を察知しながら渉猟したいです。瞬間的にはこういう場面もありますが、ムラがあるのでまだまだです。

南側の斜面を歩く

稜線を南向きに下り、南向きの日当たりのいい側を横歩きします。このあたりは針葉樹林帯。
この日は曇りでしたが、晴天ならかなり日照も良いと思います。濃い獣道を探しつつ、猪の寝屋のありそうなポイントを索敵していきます。

濃い獣道を発見

しばらく進むと、斜め下に向かって伸びる濃い獣道を発見しました。わかるでしょうか?
猟犬もニオイは感じ取っている様子。足跡はついさっき通ったような新しいものでした。
鹿の糞が落ちていたので鹿の通り道かな?

またもや

この獣道を辿っていくと、尾根にぶつかり、そこから尾根沿いに下っていきました。
猟犬はそこからスーッと下に姿を消し、鳴くこともなく一直線にすごいスピードで下っていきました。

この追い方も猪の可能性が高いです。回ることもなく、ただまっすぐにすごいスピードでした。
このときも結局600mくらい離れたのでしょうか。

ここでただやみくもに追い立てるのではなく、主と共に近づくというアプローチをとれるようになるには、一体どうすればよいのか…。

ここが今のところの一番大きな壁な気がしています。

今日も歩いた。おつかれさま。

「自分で見つけるしかない答え」

進んでいるのか、はたまた戻っているのか。

一朝一夕では辿り着けない目標にどうしたら近づけるか。

悶々としつつも、学びと刺激のある経験ができています。

なんだか単独単犬猟を人生と重ねてしまいます。

単独単犬での猪猟が成功したとき、自分の感覚や状況にどんな変化が起こるでしょうか。

そのことを考えると、やっぱり挑戦せずにはいられません。

一朝一夕の経験で達成できる容易なことなら、みんなやってます。