【4猟期目】単独単犬修行vol.4

【4猟期目】単独単犬修行vol.4
2019年11月27日
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相変わらず今回も猟果はなしでした。

が、進歩(と捉えることにしました)はありました。
もしかするとただの偶然の産物かもしれませんが、それでも今までにはなかった変化が起きていることは事実。

動画で見ながら、振り返ってみます。

動画はパートごとにセパレートでアップしていきます。

岩寝屋のある尾根と洞を狙う

まずはひたすら尾根を登ります。この尾根と尾根をこえた直後の洞は大きな岩石がごろごろしている岩場地帯で、猪が岩寝屋にしているエリアでもあります。

いかにも猪が好みそうな地形と環境で、広葉樹と針葉樹の入り混じったエリアです。

尾根を登ったら、上からぐるっと巻いて下りながら洞の一帯を攻めてみました。

尾根登り始め、犬との距離感は良い感じでしたが、このあと気配を追っていきかなり離れました。

追い方から判断するに、鹿かな?という感じ。

鹿は狙っていないので、尾根を登りながら戻りを待ちます。
が、なかなか戻ってきません。

距離を少し詰めてみると、犬のいる方向から猿の吠える声が…

どうやらまた猿を追い、遊ばれているようです。ので、放っておきます。

その途中、横に伸びていく獣道を見つけました。

鹿の足がちらほら。この獣道はどうやら目指す岩場の洞の方向へ続いているようだったので、
辿ってみることにしました。

これぐらい分かりやすい横ウツは、足跡があった鹿以外の獣も使っている可能性が高いです。
その先が目的の猪の寝屋でもあったので、期待。

このウツを辿っていくと、洞の手前の小さい尾根が前方に見えます。

すると、、、

前方の尾根の40mくらい下方から鹿の群れがでてきました。なんとか撮れました。
見えたでしょうか?

射程圏内でしたが、鹿は狙っていないので見送ります。

猪に遭遇

猿を追った犬は自分のもとに戻りながらも、すぐ近くのちょうど洞の岩場のあたりを吠えることもなくウロウロしていました。

もう猿の鳴き声は聞こえず、それでもこちらに戻ってこない。

「なんか変だ」

そう感じたので、洞まで詰めることにしました。

この咄嗟の判断はもはや感覚的な話なのですが、

そう判断した理由を強いて挙げるとすれば、

①猪が寝ている可能性が高い洞だったこと

②以前に猪と犬が近い距離で邂逅した時も同様に吠えることもなく対峙して様子を伺っていた(結局この時はまさか猪と相対しているとは想像できず、しかも倒木の向こう側の出来事で見えず不用心に近づいて逃げられてしまった)

①と②の「予想」と「経験」がそう判断させました。

動画の30秒~、小さい尾根に上がり、その尾根の左側の洞の先に動く何かを見ました。

木立の間を動いていたそれは、小さな子猪でした。

動画には映せませんでしたが、確かに目視で確認しました。

それから物音や周囲の状況、犬との距離感を見たところ、
洞の上方に自分、下方に犬、中ほどに子猪という位置関係で、自分と犬で子猪を確認したポイントを上下から挟んでいるような状態でした。

犬は、猪の気配を察知してそのあたりをうろついていたのだと判断しました。

子猪が視線のさきにちらつき、そのあたりから遠ざかっていった物音も聞こえなかったので、まだそのあたりにいるだろうと思いました。

ここからどう動くか逡巡しましたが、
子猪を見た方向へ距離を詰めて、犬がいる下方へ寄せてみることにしました。

そして、下方に歩き出して数歩を踏み出したときに、
さっき子猪を見た少し先の木立から、大きな猪と子猪が走っていくのが見えました。
猪は動画には映っていませんでしたが、距離にすると50mくらい先。

1分48秒あたりで鉄砲を構えた瞬間がそうです。

一瞬の出来事で照準を合わせられず撃てませんでした。

犬はその猪たちの気配は感じ取っていたのでしょうが、ピンポイントで詰め切れていない様子でした。

猪たちが走っていった方向に下りながら、犬の動きも見ます。
犬との距離は近かったのですぐに見えるところまで戻ってきました。

戻ってきた犬は猪たちのにおいを追っているような感じ。

そして、大きな岩場を登り姿が見えなくなったと思った瞬間に、
激しく吠えました。

この子はかなり口が固く、獣の姿を見ないと吠えません。
においや気配を追っているだけのときは吠えずに追います。

このときに吠えたということは、見える距離に獣がいたんだと思います。
この状況だとさっきの猪たちで間違いないと思います。

そのまま犬は猪を追い、そのあとを追跡するも猪はつかまらず。
巻かれてしまいました。
犬も体力的にきつかったのかもしれません。すぐに戻ってきました。

着実に前進はしている

今回の出来事は大きな躍進というほどではありません。猟果はないです。

ですが、今までになかった状況が生まれていることは確かです。

猪の寝屋を予測し、近づき、猟犬の状況を鑑みながら、行動した。

結果、狙っていた猪を狙っていたポイントで見た。犬もその気配を察知していた。

そして追った。

この小さな小さな変化を素直に喜びたい。

ちゃんと一歩、いや半歩かもしれないけど、進んでいる、という実感が嬉しいのです。

最後に意味が分からないけど微笑ましい犬の行動をアップしておきます。