リクとカイの成長記録

リクとカイの成長記録

2020年5月24日
狩りのこと。

カイが家に来て、あっという間に3カ月が経ちました

時間の経過も早いですが、カイの成長ぶりも早いもので、
来た当初はコロコロ転がっていきそうな丸っこい体形だったのですが、
2カ月過ぎたあたりからぐぐぐっと体が伸びてきました。

文字通り、丸型体形から縦に伸びた感じです。

これは三重から引っ越してきた日のカイ。

全体的に丸くて、耳もぺったり垂れていたのが印象に残っています。

鳴き声も甲高いトーンでした。

こちらは最近のカイ。

輪郭、特に目鼻立ちが明瞭になってきて、凛々しさが出てきました。

耳もはっきり立ち上がってきて、より日本犬らしい風貌になってきています。

撮影したカメラが違うので、色合いの差は出てしまっていますが、
毛色や模様はそれほど大きな変化はないかな。

足の大きさは相変わらずで、がっしりした足先のまま。

現在は、リクとカイの小屋の場所を移動させました。

小屋の間隔はコロナ禍を考慮し、2mの距離を確保して…

というのは冗談ですが、

隣同士で小屋を並べてワイヤーで繋いでいるので、じゃれ合って絡まないようにしています。

関係性】

カイの成長に伴って、リクとカイの関係性において、
どんな変化が生まれてくるか楽しみにしていました。

観察していると、「あれ?いつの間に?」という変化がいっぱいあっておもしろいです。

ここ最近で明確に変わったことについて書いていきます。

①エサの横取りがなくなった

これはカイが来て間もない時期。

リク用の餌を用意して与えると、リクが食べていようが何しようが、
カイがやって来て強引に顔を突っ込み、横取りしていました。

そのアクションに対してリクはたじたじな様子で、
取り返そうとすれば、カイに威嚇される。

「横取り癖がつくと良くないな」と思っていたのですが、
深い介入はせず、動向を観察しました。

リクは、カイの威嚇に怯んで取り返さないわけではなく、
カイが小さいから遠慮しているだけな感じがしました。

ということで、二つのアクションを試してみることにしました。

一つ目は、リクに言葉で伝える。

「カイに横取りされても取り返しな。遠慮しなくていいから。」

と、横取りされている状況を指し示して伝えました。

以前の記事でも、犬に感情と言葉は伝わる、というようなことを書きましたが、
それは今も実験中です。

しつけのセオリーでいくと、
指示は的確に、端的な言葉が良いとされていますが、
その全く逆です。

これは“一方向の指示”というより、“双方向のコミュニケーション”として捉えています。

犬の行動と感情を読み取って、それに対するリアクションを、
こちらは言葉に感情をなるべく乗せて伝える。

そうすると、
不思議なもので、リクは徐々に横取りされたエサを取り返しに行くようになりました。

威嚇されても、逆に威嚇し返すようになり、
最終的には、カイに横取りされるより前に、牽制して制止させるまでになりました。

これには驚きました。言葉で伝えるのはかなり有効かも。

二つ目は、餌を与える順番を①リク→②カイで徹底する。

カイの横取りの原因として、リクとカイの上下関係がはっきりしていない。

要は、リクが舐められているからだと考えたので、

「リクが先輩」という認識をカイに芽生えさせるために、

必ずリクからエサを与え、あえてそれをカイが見えるような状況にしました。

最初は、それでも横取りされ、

リクはどうしようかとたじろぐ、

そのうち取り返そうとするようになる、

カイに追い返される、

めげずに取り返そうとする。

そんなやり取りを繰り返していましたが、

一つ目のアクションと二つ目のアクションの効果が相乗する形で、
リクは果敢に取り返しに行く、カイは徐々に横取りをためらうようになる、
という流れができました。

今では、カイは自分にエサが与えられるまで待つようになっています。

【じゃれ合い】

カイの体つきが大きくなるにつれて、じゃれ合い方も変わってきました。

当初はリクがカイにちょっかいをかけて、体格さ故にカイに為す術はなく、という感じでした。

ここ最近は、カイからリクにちょっかいを出すようになってきています。

散歩中でもおかまいなし。

リクのリアクションは塩対応で、振り払うだけで終わり。

吠えて牽制するわけでもなく、噛むわけでもなく。

リクが応戦することは5回に1回くらいなもので、稀です。

その稀な応戦が、結構激しいのですが。笑

少し前まではリク自身からカイをおちょくっていたのに不思議なものです。

カイは体が大きくなってきて、自分で動ける範囲も広がってきて、
好奇心に任せて気になるものにはとりあえず触ってみるというような感じ。

遊びたいという気持ちが日に日に増しています。

リクにじゃれつくのもそれの延長なんでしょう。

今はまだ、カイに飛びつかれたり、噛まれたりしたところで、
痛くも痒くもないと感じているリクですが、このままカイの体格が大きくなっていくと、
どこかのタイミングでじゃれ合いが、“本気の喧嘩”になるかもな、と思っています。

オス同士なのでなおさら。

どちらが上なのかというジャッジをするためのガチ喧嘩です。

犬は基本的に群れ行動をする動物なので、それは必要なことです。

ただ、犬同士の上下関係ができあがったとき、あるいは群れ意識がちゃんと芽生えたとき、
単犬での単独猟にどのような影響が出てくるのかが不安要素ではあります。

主人と猟犬との関係性には波及しないのか、とか。

「緻密な猟をやろうと考えるなら(主人と猟犬との阿吽の呼吸みたいな話)、飼い方、しつけ方、山の歩き方、一つ一つに気を配ることが必要」

という話を三重の猟師さんもされていました。

分からないことだらけなので、トライ&エラーの繰り返しですね。

関係性という話題からは逸れますが、時報のチャイムへのアンサー(遠吠えの周波数と似ているらしく、下手くそな遠吠えを時報に対して返します)以外には無駄吠えしなかったリクが、
甘え鳴き(遊んでくれ!とかの要求)をするようになりました。

これは間違くなくカイの影響です。

リクの隣ではカイが、「遊んでー!かまってー!」とキャンキャン鳴いているので、
触発されている感じです。

「あ、俺も便乗して鳴こうかな?」みたいな。

なので、リクが鳴くときはたいていカイが鳴いたあとですね。

その様子が微笑ましかったりします。

要求癖がつくのは避けたいので、それには応えませんが。

犬のワクチン接種や感染予防の投薬も完了したので、
ぼちぼちカイと山を歩こうと考えています。

犬の飼育にかかる費用について次回書こうかなと思っているので、
猟犬に限らず、ペットとして犬の飼育を考えている方も参考にしてみてください。